2010年10月17日日曜日

救急救命講習会

どうも迷ティアです
埼玉県OL協会主催の救急救命講習会へ行ってきました。自分が思っていた「常識」が見事に覆されました。

講師陣は入間市消防署の方々。受講者は十数名ほど集まりました。

今日の講師の方、昔オリエンテーリングをしていたそうです!!鍛冶丘陵の大会とか参加経験があるそうです。なななんと不思議な偶然!

話の進め方としては
1。概要
2。倒れた人の状態把握と人工呼吸・心臓マッサージ(実習含む)
3。AEDを使った対応(実習含む)
4。その他
という具合でした。

さてさて・・・
常識破りその1)
倒れた人(心肺停止状態)をそのままにして、救急車が来るのを待っていたら、患者が死亡する確率は高くなる
119番へ通報してから救急車が到着する時間の平均は6〜7分だそうです。
しかし、その時間患者を放置しておいたらほとんどの場合助からないそうです(グラフを見せて頂きました。せいぜい4〜5分が限度のようです)。
なので、119番通報は当然ですが、患者の状態を早く把握して心臓マッサージなどの対応を行う事が、生存率を高める有効な手段なのだそうです。
常識破りその2)
人工呼吸より心臓マッサージを優先させる
これが最新の対処法の考え方だそうです。溺れてた人でも、水を吐かせるより心臓マッサージを優先させるべきだそうです。人工呼吸はやってみれば分りますが、意外と難しいですし、感染症の可能性もあるそうです。
常識破りその3)
ADEは心臓を動かす物ではない
本日一番の驚きはこれです。よくドラマや映画でやっていますが、本当は違うんです。心室細動をしている状態で行うことで意味があるそうです。(死人に電気ショックを与えても生き返らないのと同じ)
痙攣している心臓をAEDで一度リセットして(早い話が止めて)、心臓マッサージで再起動させるというのが正しい考えだそうです。これは驚きです。

AEDは音声ガイダンスが」付いていて、それに従って電気を流したり心臓マッサージをしたりします。しかも、患者の状態を解析してくれます。

実習は同じ事を2回ためさせて頂きました。聞くのと実際にするのとは大違い。実際にその動作をしてみて分る事も多いです。
今日の講習は本当に良い経験になりました。実際に使う事が起こらない方が良いに決まってますが、何が起こるかわからりませんからね。(60%は家庭か職場で起こっているとの統計があるそうです)
参加者の質問も、多くは山の中で起こった場合を想定した質問が多かったです。

帰りの電車の中で、こんな物が目に止まったのも講習のお陰かな?

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